夏至

2023-06-21 (水)(令和5年癸卯)<旧暦 5 月 4 日>(友引 庚戌 五黄土星夏至 Sommarsolståndet Alf Alvar   第 25 週 第 27161 日

 

ついに今年も夏至が来た。嬉しい様な、それでゐてこれからはだんだん日が短くなるのだなといふ寂しい様な気持ちが入り混じる。スウェーデンの伝統的な行事である夏至祭は夏至に一番近い週末と決まってゐるので、今週末には各地でその行事がある。その日には人々は広場にメイポールを立ててその周りで踊ったりする。スウェーデンでは夏至冬至冬至はクリスマスとほぼ同じ時期だから、クリスマスとして祝はれる)が大事であるのに対して、日本では春分秋分がお彼岸として祝日になる。「暑さ寒さも彼岸まで」といふ言葉もある。日本では夏至冬至といふ季節の回帰点は、祝日として祝はれるほどのものではない。本番の暑い夏はまだこれからだといふ気持ちもあるかしれない。緯度の高い地方と低い地方との違ひがこんなふうに現れる気がする。

夏至の日の正午近くの太陽の位置は、日本では頭のてっぺんに近い高さだが、スウェーデンではそこまで高くなることができない。