雨の音

2023-06-08 (木)(令和5年癸卯)<旧暦 4 月 20 日>(大安 丁酉 一白水星) Eivor Majvor  第 23 週 第 27148 日

 

西洋的な雨の音、東洋的な雨の音ってあるだらうか。雨が降るのは世界中どこへ行ったって同じかもしれないが、それでもその降り方にはそれぞれのお国柄がある様に思はれてならない。特にふるさとの我が家で聞く雨音は、物理的には雨がトタン屋根を叩くだけのパラパラといふ音なのだが、なんとも東洋的な音に響いてしまふ。同居人は「雨の音は落ち着いて良いね」と感想を述べた。僕も同感である。スウェーデンでは家の中で何かしてゐると外が雨かどうかわからないことが多い。いや、日本だって、都会のマンションなどでは同じことではないかと思ふ。雨が降る。家の中に居てもそれがわかる。なんて新鮮なんだらう。静かな夜に雨の音を聞くと、どこか心が安らぐ。これも贅沢な時間ではないかと思ふ。北陸地方に梅雨入り宣言は今日のところはまだ出てゐない様である。梅雨に入っても、被害をもたらす様な豪雨にならない様に祈るばかりである。

 

雨音の しばしやみたり 梅雨の朝 

霞ヶ城の前の広場で