スキャナー

2022-12-14 (水)(令和4年壬寅)<旧暦 11 月 21 日>(先勝 辛丑 五黄土星) Sten Sixten 第 50 週 第 26972 日

 

この頃は(といふか随分前からだが)スマホのアプリでも書類のスキャンができるものがある。けれども、やはりプリンターと一体になったスキャナーには使ひ勝手が遠く及ばない。そのスキャナーにしても、スキャナー本体のパネルにあるスキャン開始ボタンを押す方法と、コンピュータ側の操作でスキャンを始める方法とがある。前者の方が使ひ勝手が良ささうなので、これまではその様に設定しておいた。でも、スキャンしたファイルの保存先はどれかひとつのコンピュータに指定しなければならない。昔は同居人も自分でスキャンすることがあったので、僕のコンピュータ上に保存してしまふと不満が出るかもしれないと思ひ、同居人のコンピュータ上に保存されるやうに設定しておいた。すると僕は何かをスキャンしたくなるたびに、同居人のコンピュータを借りなければならない。ところが、同居人は全く自分でスキャンしなくなって久しい。それで、あの設定は変更しなければいけないなと思ひつつ、長い月日が過ぎた。僕もシステム的なことは苦手なのだが、先日やってみると、自分のコンピュータ上からスキャン開始操作ができて、自分のコンピュータ上に保存できることがわかった。それからは生活の便が飛躍的に向上した。ほんのちょっとした差であるかのやうに見えるが、実感としてはその差は大きい。同居人のコンピュータが空いてゐる時を見計らってスキャンしようとすると、どうしても書類が溜まってしまって、だらしなくなって、もういいやとなってしまふ。いただいたカードやお手紙など、同居人はスキャンする前にあちこちに飾ってしまふので、キチンとスキャンできないものもある。しかし、自分のコンピューターからスキャンできるとなると、すぐに実行できて、実に気分がよろしい。これまでどうしてもっと早く気づかなかったかなと思ふ。

ほんのうっすらとまた雪が降った