高安が負けたのは残念だった

2022-11-29 (火)(令和4年壬寅)<旧暦 11 月 6 日>(仏滅 丙戌 二黒土星) Sune 第 48 週 第 26957 日

 

日曜日には大相撲11月場所の千秋楽を見たが、高安がなんとも残念であった。ただひとり2敗の成績でこの日まで来たのに、阿炎に敗れた。3敗となった高安、阿炎、貴景勝の間で三つ巴の優勝決定戦が行はれ、そこでも高安は阿炎に敗れてしまった。勝負の後、高安は崩れ落ちてしばらく立つことができなかった。その耐へ難い痛みの中に万感の無念を感じたであらうと推察する。優勝を目前にしたものにかかるプレッシャといふものが観客にもよく伝はる場面であった。だが、冷静に考へると、阿炎は勝つべくして勝ったのかもしれない。力士が土俵に上がった時、あるものは塩をたくさんまき、あるものは体をパンパンと叩いて、それぞれがそれぞれのやり方で自らを励ますものだが、阿炎の立派なところは四股の踏み方に力が入ってゐることだ。若いからできるのだらうが、まるで天をつくやうに足を高くあげる。それが見てゐて実に気持ちが良い。高安はあの四股の踏み方で負けたやうな気がしてならない。高安は残念ではあったらうが、好成績で今年を終へることになった。機会はまた巡って来るであらうから、気持ちを振り切って頑張ってほしいと思ふ。

毎年この時期になると、教会前のスペースにイエス・キリストの生誕の場面が飾られる。