沖縄慰霊の日

2022-06-23 (木)(令和4年壬寅)<旧暦 5 月 25 日>(大安 丁未 二黒土星) Adolf Alice  第 25 週 第 26804 日

 

天気は良いのに一日寝て暮らしてしまった。どこか具合が悪いのではなくて、単にやる気が出ないだけである。時々こんな日がある。そんな時、昔は「自分の敵は自分だ」とか自分に言ひ聞かせたものだが、老いた今はその元気もない。それでもいいやと思ふ。特にコロナ以降は変に頑張るよりゆっくり休む方が良いと思ふ様になった。さうしてもう少し様子を見ればやる気が出るかもしれないと思って待ってゐるうちに今日も一日が過ぎてしまった。ラジオを付けっ放しにしてゐると、時々、知ってゐる曲が流れてきて、その時だけちょっと元気になる。スマホで新聞を見ると「沖縄慰霊の日」に関する記事が多かった。沖縄の問題は解決が難しく、日本の今後の安全保障を思ふ時、僕らは沖縄の人たちに「申し訳ありません」と心に思ふことより他に何もできない。戦後に生まれた僕たちは、せめてあの時、戦艦大和が無謀極まりない沖縄特攻に失敗し、徳之島の北西洋上に轟沈した時、戦争をやめられなかったものかと思ふ。沖縄の20万の犠牲も、その後の広島、長崎の悲劇も防げたのではないか。一旦始めた戦争をやめられない頑固な精神は今のプーチンだけでなく、当時の日本の軍部にもあった。普通の人間であるのに、状況次第で頑固になってしまふことがある。恐ろしいことだ。

時々、家のすぐ近くまでウサギが来る。