徳川家康の遺訓

2021-12-04 (土)(令和3年辛丑)<旧暦 11 月 1 日 大安 丙戌 二黒土星新月 Barbara Barbro 第 48 週 第 26603 日

 

12月にもなると日の暮れるのが早い。散歩はなるべく明るいうちに、と思ふのだが、いつも日暮れになる。暗くなってからでは何事もやる気がしないので、何でも明るいうちに用事を済まそうとする。だが老人になったので何をやるにも時間がかかる。倦怠感が残る。この倦怠感を打ち破るためには、欲張りをやめることだ。何も望まなければ人生は楽だ。「急ぐべからず。不自由を常と思へば不足なし。」人それぞれに考へ方があるので、あまり若い人には勧めないが、少なくも今の僕には、徳川家康の言葉はよき人生訓となってゐる。「堪忍は無事長久の基。」何事にも怒らないようにしなければと思ふ。「勝事ばかり知りて、負くる事を知らざれば、害その身に至る。」ひとつひとつもっともだと思ふ。

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日没は早い。