卒業式

2021-06-11 (金)(令和3年辛丑)<旧暦 5 月 2 日> (赤口 庚寅 三碧木星入梅  Bertil Berthold    第 23 週 第 26417 日

 

スウェーデンでは学校の卒業式で、夕方のテレビニュースで、白い服や帽子を身につけて、プラカードもあったか、広場に躍り出る student (高校の卒業生)たちの映像を見た。コロナが心配ではないかと思ふのだが、かなり密に群がって喜びを分かち合ってゐた。あまり歓声をあげるのは良くないと思ふのだが、静かに騒ぐのは難しかろうと思ふ。幸ひなことにこのところスウェーデンではコロナが収まりつつある。日本では卒業シーズンは3月で、僕の子供の頃の記憶ではサイン帳を持ってお互ひにサインしあったりしたものだった。そこにはなんとなくしめやかな雰囲気があった。泣く人もあった。別れの中にも、4月から始まる新しい生活への期待が膨らむこともあって、あれはあれで良かったと思ふ。今日のようなヨーロッパの夏の卒業式はカラッとして喜びが弾けるようで、これはこれでまた良いものだ。日本でも卒業シーズンが3月から6月に変更になるようなことにでもなれば、雰囲気もおのずから変はるかもしれない。

f:id:sveski:20210612042001j:plain

毎年卒業式の日は晴れることが多い。今日は少し風があった。