夏の卒業式

金 旧暦 5月6日 仏滅 癸亥 九紫火星 Svante Boris V23 24583 日目

学校の卒業式。スウェーデンの夏の風物詩のハイライトである。若者たちの派手なパレードや交通渋滞など、毎年お馴染みである。家のすぐ前の小径は、朝8時半頃にこの地区の小学校から合同卒業式会場であるお城脇の Vallarna までの行進のルートになってゐる。それで、今年もその時間には外に出て行進を見ることにした。大きな旗やプラカードもあり、民族衣装をまとった先生も居る。中には悩みを抱へる子も居るに違ひないが、やっぱりこの日は誰にも楽しいものらしい。やんちゃ坊主らしい子もちょっと大人びた少女も皆元気で屈託のない笑顔を見せてこちらに手を振って過ぎて行った。僕もカメラを片手にしながら手を振る。今年は隣町の健ちゃんも高校卒業を迎へたので、夕方から同居人と二人でお祝ひに行った。誰にとっても卒業式は人生で一度限りの大事な日である。それを祝ふ気持ちは日本もスウェーデンも同じと思ふ。今日は夏にしては少し寒いほどであった。帰り道のドライブは通り雨にもあったが、その後には夕暮れの雲の輝きの美しい空を見た。