旅行を振り返るー三つの国の印象

2020-02-22 (土)(令和2年庚子)<旧暦 1 月 29 日> (大安 乙未 二黒土星) Pia  第 8 週 第 25943 日

 

先週旅行した三つの国の印象をもう少し書く。訪れたクロアチアボスニア・ヘルツェゴヴィナモンテネグロの中で、一番安定した感じを受けた国はクロアチアであった。クロアチアEUに加盟してゐるからさう感じるだけなのかもしれないが、ユーロをとらないで自国通貨HRKにこだはってゐることにもある種の意志を感じた。イギリスはEUを脱する前にも自国通貨GBPを譲らなかった。EUに加盟しながらユーロをとらない国は、クロアチアの他にも、デンマークスウェーデンブルガリアチェコハンガリーポーランドルーマニアがある。それぞれの国にそれぞれの思惑があるのかもしれないが、一言でいへば、ユーロにすることで美味しいところを持っていかれたくない心理があるのかなと思ふ。通貨がその国の象徴であるとする愛国心の気持ちは小さいと思ふ。これに対して、モンテネグロEUに加盟してないのにユーロをとるし、ボスニア・ヘルツェゴヴィナでもユーロが実質通貨の様に感じられた。どの国でも若い人は中央ヨーロッパへ出て働きたいと希望する傾向がある様である。それに対して、政治家たちは、若者が国を出るのは良いが何年かした後には故郷に戻って欲しいと考へてゐる様な話も聞いた。日本の地方都市と東京の関係にも似てゐる様な気がした。

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日が差すと春の様な陽気。日曜日の写真だが。