Frexit

火 旧暦 1月11日 大安 乙丑 八白土星 Rikard Dick V6 24836 日目

この頃新聞に Frexit といふ文字を見かけることがある。イギリスの Brexit に続いてフランスも EU を離脱する恐れがあるのではないかといふことらしい。ことの是非はさし置いて、アメリカでトランプ大統領が就任してこのかた、経済の動きだけに着目すれば、世界の動きは活発化して見える。それも短期間の現象かと最初は思ったが、結構続いてゐる様に見える。この路線に呼応する動きが、フランスでも活発化しつつあって、EUに懐疑的な極右政党、国民戦線のルペン党首が支持を集めてゐるとのことである。フランスの次期大統領選挙も近いと聞くが、どの様な動きになるのか、大変気になるところである。スウェーデンは、EUに参加しながら通貨としてはユーロを採らず、クローネを維持したままで来た。それでもEUに加盟させてもらへたことがラッキーといへばラッキーであったが、その時はEU諸国から文句は出なかったのかなと思ふ。スウェーデンはその時、国民投票でクローネの持続を選んだのだった。第二次世界大戦中もずっと中立を守り、戦争に参加しなかった歴史を持った国であったことと関係あるだらうか。これからの時代はヨーロッパ連合と言ひながら、EU諸国がそれぞれ独自の通貨を持つ時代に戻ってしまふ心配はないだらうか。