血糖値は遅れて上がってくることもある

2020-02-21 (金)(令和2年庚子)<旧暦 1 月 28 日> (仏滅 甲午 一白水星) Hilding  第 8 週 第 25942 日

 

健康診断の時に、血液中の糖の検査に、HbA1cといふ項目がある。赤血球中のヘモグロビンがどの程度糖と結合してしまってゐるかを示す値で、その値は過去1ヶ月程の血糖値の平均を反映すると言はれてゐる。でも、いはゆる血糖値といふのはそれとは別で、誰でも食事をすればその後2時間ほどは血糖値が高くなるものである。僕はほぼ毎日血糖値を自分で測ってゐる。それも朝食前の空腹時血糖を測る。空腹時血糖値は正常であっても、もし食後の血糖値が大きく上昇する様であるとやはり糖尿病になる。だから、空腹時の血糖値だけ測って正常であっても決して安心はできない。僕の場合、指先を針で刺してわづかの血をとって測るのは、1日1回朝食前だけと決めてゐる。食後の血糖値は高い値を見るのが怖くて測ることができない。その代はりに尿糖試験紙を利用して食後の尿に糖の反応が現れることがないかだけを調べることにしてゐる。仕事をしてゐた頃はいつも糖反応があったが、退職してからは滅多になくなった。さて、先週、バルカン半島を旅行した時、1週間は来る夜も来る朝もホテルのバイキングであった。デザートもしっかり食べた。旅行中も毎朝空腹時血糖値を測定したが、毎日さほどには悪くならなかった。しめしめと思って、毎日美味しいものを食べてばかりゐた。旅行が終はり、今週になって測ってみると、毎日ジワリと空腹時血糖値が高くなってゐることを発見。異常領域にまでさしかかってゐる。考へられることは先週の食事の影響だけである。血糖値は食事と運動とに素早く反応するものとばかり思ってゐたが、遅れてやって来る要素もあるのだと納得した。これから毎日運動して、旅行前の状態に戻すのにやや苦労するかもしれない。

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旅の後、住み慣れた場所の景色はホッとする。