赤ちゃんの添ひ寝

2018-09-11 (火)(平成 30 年戊戌)<旧暦 8 月 2 日>(先負 丙午 六白金星)二百二十日 Dagny Helny 第37週 第 25417 日

 

日経、今日の夕刊の「くらしナビ東京」のページに「育む」といふコラムがあり、教育学博士の篠田有子さんが興味ふかいことを書いてをられた。親子が離れて寝るパターンや一緒に寝る場合でもその並び方が子供の心の育ち方にどの様に影響を与へるかといふことについて書かれてあった。また、現代の小学4年生の8割が親と一緒に寝るといふデータが紹介されてゐてそれにもビックリした。ちなみに僕の孫はスウェーデンで生まれ、スウェーデンで育ちつつある。両親のもとでそれなりの育ち方をしてゐるが、寝る時はどうも一人で寝るしつけが徹底してゐる様である。それは生まれた時からさうである。それがスウェーデン、あるいはもっと広くヨーロッパの家庭では一般の様でもある。で、ここから先は僕がフッと思ひついた仮説なのであるが、幼児期の添ひ寝の体験は、その子が長じての死生観に影響を及ぼすのではないかと思ふ。どの国の人でも肉親と死別するのは辛く悲しいものである。それにもかかはらず「死」に対する感じ方は日本人とヨーロッパ人ではどうも違ふ様な印象を兼ねてから僕は持ってゐた。日本人から見える違ひがヨーロッパ人からは見えないかもしれない。「それはどう違ふんだい?」と質問されても僕にはうまく説明できない。説明できないのだが確かにある様な気がする。そして「その違ひはどこから来るんだい?」と問はれた時、もしかすると、幼児期の添ひ寝の体験の有無がその一因ではないかと、今日の記事を読んでふと思った。

 

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夏の間中、毎日同居人は朝顔の世話を続けた。秋になってようやく一輪