名詞と形容詞

2018-09-10 (月)(平成 30 年戊戌)<旧暦 8 月 1 日>(友引 乙巳 七赤金星)新月 Tord Turid 第37週 第 25416 日

 

「花は大きい」を英語で言へば ”The flower is big.” スウェーデン語で言へば ”Blomman är stor.” となる。もしその花が二つ以上であるなら、”The flowers are big”, ”Blommorna är stora.” となる。主語が複数となった時、英語では主語と動詞に気をつけるが、スウェーデン語では主語と形容詞に気をつける。では、「机は大きい」を英語で言へば ”The desk is big.” スウェーデン語の場合は ”Bordet är stort.” になり、この場合も主語と形容詞に気をつける。机が複数になった時はどうか。英語では”The desks are big.” と割に簡単だがスウェーデン語では ”Borden är stora.” となる。形容詞の語尾が主語によるからである。「君の答へは変だよ」を英語で言へば ”Your answer is strange.” スウェーデン語で言へば ”Ditt svar är konstigt.” では、「君の答へは間違ひだよ」を英語で言へば、”Your answer is wrong.” スウェーデン語で言へば ”Ditt svar är fel.” と言ふ。と、ここまで来て僕は、「あれ?なぜ fel は felt とならないのだらうと一瞬考へてしまった。fel はこの場合名詞であるからだと思ふ。英語では「間違ってゐる」といふ状態を表す形容詞を使ふが、スウェーデン語では「間違ひ」といふ名詞で断定する。この辺、スウェーデン語は日本語に近い気もする。それとも、英語の wrong も名詞として使はれる場合もあるからあまり品詞にこだはってはいけないのかもしれない。形容詞と言っても「正しい」「間違ってゐる」は抽象的概念であるので、普通名詞の形容とは違ふのかな。ちなみに ”They are right.” は ”De har rätt.” となる。ボケ防止にスウェーデン語の基礎を勉強して気がついたことを書いた。

 

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今日も自転車で出かけたが Nyköping 川まで来た時、雨になった