ディジタル墓碑

日 旧暦 2 月 16 日 大安 癸亥 三碧木星 Herald Hervor Påskdagen V13 25254 日目

菩提寺である台雲寺の墓地に我が家のお墓があるのだが、卒塔婆支持台が倒れてゐたので、2本の支持棒の根元の穴を掘り直して、そこへ少しのセメントを流し込んで、ともかくも倒れない様に修復した。素人の仕事であるので、また倒れるかもしれない。その作業をした時、お墓のそばで考へた。我が家のお墓は江戸時代のもの、明治時代のもの、昭和以降のものと3つ並ぶのであるが、それぞれに歴史のある墓石であるので、簡単に一つにまとめるのはよくない気がする。かと言って、墓石に彫刻できる名前の数は限られるので、いつかはお墓を増やさないといけなくなる。いつまでもお墓を守っていくのは後になるほど大変なことである。そこで僕は考へた。墓石には戒名を刻むのではなくて、お墓用の簡易QRコードを開発して、QRコードを墓石に掘るのである。お墓まいりに来た人は、QRコードスマホで読み取って、誰のお墓であるかを知る様にする。故人の生前の簡単な説明も入力しておく。かうすれば、ソフトウエア的に何人分でも入力できるのではないか。想像はさらに広がって、世界中のありとあらゆるお墓の一つ一つに固有番号を登録する。そして誰のお墓はどこにあるか、簡単に調べられる様にする。宗教や宗派は問はない。さらに、生前の個人番号がわかればお墓の所在地が分かるサービスもあって良いのではないか。Facebook はこの頃ピンチである様に感じられるが、異界とつながれた Facebook があっても良いと思ふ。