災害用伝言板

月 旧暦 閏5月17日 先負 戊戌 二黒土星 André Andrea V28 24989 日目

地震津波、水害などの災害の多い時代である。自分の防災対策は大丈夫だらうか。たまたま日本に来てゐる時に災害に見舞はれることは十分にありうる。災害に直面したとしても、もし携帯やスマホが通じる程度であれば、それは災害のうちに入らないのかもしれない。それでも被災時の情報発信手段として、それらの機器がどの様に役立つのかをあらかじめ知り、いざといふ時、迷はずにまっすぐ操作できる様に、普段から使ひ方に慣れてをくことは大事と思ふ。僕は日本ではガラケーを使ふ。実際電話をかけるだけなら、表面がのっぺらぼうであるスマホなどよりガラケーの方がよほど使ひやすい。でも、例へばドコモの災害用伝言板を利用しようと思ったら、ガラケーの場合は iモードを起動する必要がある。5人までは自分の安否状況を伝言板としてメールで送ることができるのだが、これまで誰宛に登録してあったかを見直したことがない。それをどうやって確認したら良いのか、コンピュータの MyDocomo からでも登録確認・変更が出来るはずなのだが、いくらやっても分からなかった。それでお客様サポートに電話してみた。僕のこの質問はそんなに複雑ではないのだが、回答をもらふまでに電話の相手は「専門部署の担当者におつなぎします」と言って次々に担当者が代はった。3人目の担当者もすぐには回答が見つからなくて、上司か誰かに聞いた様で、長く待たされた末に漸くやり方を教へてもらった。災害用伝言板といふ割と大事な機能に関する質問に、お客様サポートの専門家がすぐに答へられないのであれば、普段からその機能に馴染まない人間には操作が難しいのではないかと思った。もっと分かりやすいウエブの構成になってゐればお客様サポートのスタッフの負担も減る筈である。本当に災害に直面した時に、この機能をスッと使ふことのできる人の数は意外と少ないのではないかとも思った。ちなみに僕の場合、調べると4人まで登録されてゐたが、いづれも古いメールアドレスであったので、使ひ物にならないことが分かった。それで、新しいメールアドレスに更新した。この様な作業は防災定期チェックの一環として、年に一度はやらねばならないと思ったことだった。