ポイント大国日本

2019-02-27 (水)((未定)1 年己亥)<旧暦 1 月 23 日>(大安 乙未 二黒土星) Lage 第9週 第 25585 日

 

日本で買ひ物をすると、この頃はどこへ行ってもポイントがつく。最近アマゾンも通販全商品に1%以上のポイントを付与すると発表して、公正取引委員会が調査に乗り出すといふニュースも見た。公正取引の審査も時代が変はると色々と大変だなと思ふ。一消費者の気持ちとしては、ポイントで還元するなどと姑息なことをせずに、その場で直に値引きしてくれたら良いのにと思ふばかりである。スウェーデンにもポイントがあるにはあるのだが、少し感じが違ふ。僕がよく使ふスーパーでは、月単位でポイントが集計されて、ある値になると、ひとりでにその次の買ひ物の時にその分を使ふことができる様になってゐる(ある値に達しない場合は翌月へ繰り越し合算)。知らないうちにポイントがたまり、意識しないでも次の買ひ物時にひとりでに還元してもらへるために、消費者はポイントを管理する必要がない。これに対して日本の場合は、たまったポイントに応じて何かに交換する方式のものが多い。これは有効期限の確認とか、所有ポイントの目標を決めるとか、交換の手続きをするとか、色々と管理をせねばならないので煩はしい。小さなポイントでも得られたら、すぐに次の買ひ物で自動的に使ひ切ることができる様な設定もあるのかもしれないのだが、一般に日本のポイント制度は消費者に管理を強いる点で、ズボラな人は損をするようにできてゐると思ふ。

 

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白樺、青空、南風