家で使ふエネルギー

2019-02-10 (日)((未定)1 年己亥)<旧暦 1 月 6 日>(赤口 戊寅 三碧木星) Iris 第6週 第 25568 日

 

僕の家にはライフラインとして水道と電気と電話線が来てゐる。ガスはプロパンガスである。ガスは調理台に使ふだけで、それも家を不在にすることが圧倒的に多いので、一度 8Kg のボンベにチャージしてもらふと 1 年以上もつ。ガスがなくなったときのためにカセットコンロを予備に置いてある。また、お風呂は灯油で沸かす。部屋の暖房も灯油のストーブである。その他、七輪や昔ながらの火鉢もあるが、これはあまり使はなくなった。ただ、半世紀前から残ってゐる炭は今も少しだが備蓄してある。電気は 15 A の契約である。家にはテレビもエアコンもないので、15 A でもなんとかやっていける。一人だけで居る時は、常に頭に今何アンペアほど使ってゐるなといふ計算が働くから容量をオーバーすることはないのだが、同居人と二人で居ると、どうしても遮断機がとぶことがある。とべば真っ暗になるので、ベルトに懐中電灯を下げて生活する。お客様があると見せられない風景である。しかし、かうしてみると、我が家は多様なエネルギーを使ってゐるなと思ふ。石油、プロパンガス、カセットコンロ、炭、電気である。災害にあってライフラインが途切れても、少しの間ならしのぐことができるかなと思ふ。田舎の古い家は不便だがそれだけ災害には強い様に思はれる。都会ではちょっと実現できない備蓄の多様性があると密かに自負してゐる。安全性を考へればヒーター等は電気駆動のものにした方が良いのではあるが、判断は難しいところだ。

 

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故郷のお城。子供の頃は「お天守」と呼んだ。「霞ヶ城」が本当の名前なのだが、なぜか人は「丸岡城」と呼ぶ。