お守り

金 旧暦 1月14日 友引 戊辰 二黒土星 Iris V6 24839 日目

昨日見た映画の中で、マルティン・ルターは、教会でもらった免罪符を大事にする少女に「それはただの紙切れだよ」といふシーンがあった。なかなか言へない台詞だと思ふ。現代の僕らでも例へば神社でもらった護符などを粗末にしては畏れ多いと思ふ気持ちがある。「触らぬ神に祟りなし」といふか、心の何処かに「これはただの紙切れだ」と思ふ気持ちがあっても、その様な言動を発してトクになることは一つもないので、挑発的な発言は避けるのである。僕はなるべく「お守り」を持たない様にしてゐる。肌身離さず持つお守りならお守りになるだらうが、なんとなく持って、机の引き出しなどに置きっ放しにするなら、捨てるのもバチが当たる様な気がする。それなら最初からお守りを持たない方が良いのではないかと思ふ。現代に免罪符はないと思ふが、もしも、運の悪い人の弱みに付け込んで法外なお布施を取る宗教団体があったら、気をつけないといけないと思ふ。日本人は強要されもしないのに、初詣などで大枚のお賽銭を投げる人もあるらしい。問題に対処するには静かに自分と対話することから始めなければならないと思ふ。それにお布施やお賽銭は不要なのだ。