リサイクルのお店

水 旧暦 4月17日 友引 庚戌 五黄土星 満月 Ingemar Gudmar V23 24222日目

僕らの町にもリサイクルのお店がある。火曜日の午後5時からの2時間と土曜日の午前9時半からの3時間半だけ開店する。少しの間しか開かないので、その時間にそのお店に行くとたくさんの人たちで混み合ってゐる。多くは移民者であるが、むろんスウェーデン人もゐる。知り合ひに会ふこともある。探して回ると時々、掘り出し物がある。僕もこの町に来た当時は生活に必要なものをいくつかこの店で買ったものだが、この頃はほとんど行くことがなくなった。いや、行くとすれば何かを探しに行くのではなく、もう使はなくなったものを誰かに使ってもらふために持ち込みに行く。品物を持ち込むための窓口は日曜日以外ほぼ毎日開いてゐる。どんなに価値の高いものを持ち込んでも代価が支払われることはない。すべてタダで仕入れたものに相応の値段がついて火曜日と土曜日に売りに出される。上がった収益は外国への援助、例へばウクライナルーマニアへの援助プロジェクトに寄付される様になってゐる。そこで働く人たちは皆ボランティアである。この頃家で身辺整理をするうちに、いくつか捨てたいものが出たので、今日は同居人が仕事から帰るとその自動車を借りて届けに行った。ところがお店の窓口には張り紙があって、「今日の午後は遠足に行くので閉めます。また明日お出でください」と張り紙があった。ボランティアの人たちであるからあまり強く文句は言へない。持ってきたものをそこへ置いて帰っても良いかなと思ったが、粗大ゴミを捨てにきたのと間違へられては困るので、今日のところは持ち帰った。明日また来ます。