スウェーデンのマイナス金利

金 旧暦 12月25日 赤口 庚申 三碧木星 Agne Ove V7 24111日目

スウェーデン金利が昨日マイナスに下がって、スウェーデン国内ではちょっとしたニュースになってゐる。お金が世界的にあふれる現象はスウェーデンでも例外ではないらしい。国債を大量に買ひ入れた上、金利がなんとマイナスにされた。長期デフレの始まりの歴史的エポックかもしれない。新聞に出てゐたグラフでは、リーマンショックの直前、2008年9月4日には金利が4.75%であったものが、2009年7月2日には0.25%まで下がった。その後、2011年に2%まで一旦回復したものの、下降線を続けてゼロ金利となり、昨日さらにマイナス金利になった。この先の予想曲線を見ると、2016年前半まではマイナス金利が続く見込みとのこと。スウェーデンEUに加盟してゐるものの、経済通貨統合には参加してゐない。ユーロ危機は今は去ったと見るべきかもしれないが、僕はスウェーデンのクローネ維持は正しい選択だったと思ふ。「ヨーロッパはひとつ」と言ふ精神は良いが、言葉も違ふし文化や歴史も国それぞれで違ふ。通貨だってバラバラにして置いた方が為替レートを通して国間の実力相応の経済調整ができて良いのではないかと思ふ。ギリシャのことでヨーロッパ中があんなに悩むことも無かったかと思ふ。でも、さてこれからのスウェーデンの経済はどうなるのだらう。そもそも量的緩和などの政策次第で調整が可能なことであるのかどうか、僕には何も分からない。