エボラ出血熱

金 旧暦 閏9月1日 先負 戊辰 二黒土星 新月 Evert Eilert FN-dagen V43 23999日目

エボラ出血熱と言ふ言葉が頻繁に新聞に出る様になっても、所詮遠い西アフリカのことであり、そのうちに収まるだらうと半ば楽観視してゐたが、今日のニュースではアメリカの大都会ニューヨークに上陸した事を報じてゐた。ドキッとするニュースである。しかも陽性反応を示した人は救命救急医であり、国境なき医師団の一員としてギニアでエボラ熱の治療に当たってゐたとのことである。一般旅行者ではなく、誰よりも知識があり、神経を使ったでもあらう医師が感染した事に僕は衝撃を受けた。国境の無い事を自認する点では、医師団の人たちよりもエボラ熱の方が動きが素早かったとも言へる。エボラ熱は患者の血、汗、唾液などを通じて感染すると言ふ。近くでくしゃみをされただけでもうつる恐れがあるのだらうか。何としてもこれ以上は広がらない様に願ひたいが、エリートの医者でも防ぎきれなかったのだから、相手は手強いと思ふ。