庭木の手入れ

土 旧暦 9月11日 先勝 戊申 四緑木星 Frans Frank Kanelbullensdag V40 23978日目

年をとれば誰でも庭木が好きになるものだ、そしてそれを過ぎると庭石が好きになるものだ、と言ふ風な話を聞いたことがあって、僕もいづれは庭木が好きになるものと思ってゐるのだが、この年になっても一向に好きになれさうに無い。けれども僕の姉の連合ひは若い時から園芸とかその道に明るい。姉と兄とが道具などをたくさん携へて家に来てくれて庭木の手入れとなった。兄が切り落としてくれた枝を集めて整理し、ぐいぐいと紐で縛りあげて、持ち運びやすい様に減容するのが僕の仕事である。かういふ流れ作業は効率が良い。ひとりでなら2時間かかる作業がふたりでなら30分で出来る感じがあって今日一日で大分進んだ。庭の隅に伐採した枝の山が出来た。明日雨が降らなければ作業の残りをするが、台風が近づいてゐる。今日一日でも晴れてくれて本当に助かった。切り落とした枝を捨てに行くのは台風が過ぎてからのつもりである。空家に生活の息吹を与へる作業は延々と続いて終はることが無い。