永平寺

木 旧暦 8月26日 先負 丁巳 四緑木星 寒露 Nils V41 24347日目

昨日までの作業で庭木のゴミの山ができたのだが、今朝は知人が朝からトラックで来てくれたので、朝早いうちにゴミ処理場へ持って行く作業が完了した。それから姉と義兄は東京へ帰って行った。ダニエル君と僕は二人になって、午前中はそれぞれ自分の仕事をしたのであるが、お天気も良いので、午後からバスで永平寺へ行くことにした。永平寺口行きのバスに乗った。永平寺口といふ駅名がどうもはっきりしなかったのだが、名前から判断して、何となくそこまで行けばもう永平寺までは歩いていけるかなと思ったら、とんでもない遠いところであった。幸ひ、永平寺口から永平寺へ行くバスにすぐに乗り継ぐことができたので良かった。後で知ったのだが、「永平寺口」とは、僕の子供時代には「東古市」と呼ばれる駅であった。そこから永平寺へ向かふ線と勝山に向かふ線が分岐する交通の要所だったのである。ところが、永平寺線は何故か今は廃線になってゐる。廃線になった時にどうも駅名が変更になったらしい。変な改名をせずに、「東古市」として残して置いて欲しかった。それはともかく、永平寺は静かで良かった。それから、永平寺の脇を流れる渓流に沿って少し散歩したら、これがまた良い道であった。僕にとっては京都の「哲学の道」よりももっと哲学的な感じの道である。ダニエル君も「バスに乗り遅れても後悔しないくらいここはよいところぢゃないか」と言った。けれども、遅くならないうちにバスに間に合ふ様に散歩を切り上げて帰った。