ヴェストマンランドの森林火事

木 旧暦 7月12日 赤口 庚戌 八白土星 立秋 Dennis Denise V32 23920日目

1週間ほど近く前にスウェーデンのヴェストマンランド地方で森林火事が発生した。そのことはそれ以来毎日の様に新聞に出てゐたが、そのうちに収まるだらうと楽観視してゐた。ところが火の勢ひは日ごとに猖獗を極めるありさまで、その事態の深刻さに政治家たちも今日になってやや動揺してゐる様に見受けられる記事を見た。ヘリコプターを動員する等、必死の消火活動が続いてゐる。日本国大使館からはその方面へみだりに移動しない様にと言ふお達しの日本語のメールまで来た。今日の地方紙 Södermanland Nyheter によると、かつてスウェーデンには消火用として散水できる飛行機があって何度か活用された実績もあったのだが(それは僕らの町の飛行場に待機してゐた)、MSB といふ(危機管理庁とでも訳すのか)ともかくさういふお役所の判断で今は所有してゐないと言ふことである。同型機を外国(イタリア、フランス)に出動依頼する様だが、もしあの飛行機をずっと所有し続けてゐたら、今回の森林火事はもっと早くに鎮火出来てゐた可能性が高いと言ふことが書いてあった。