57年前の絵日記-その28

火 旧暦 11月29日 先負 辛未 八白土星 大晦日 Sylvester Nyårsafton V1 23702日目

57年前の冬休み、二年二組の僕は、毎日勤勉に日記をつけてゐたと見えて、このところ来る日も来る日もその日記の転載が続いてゐる。そのために今のことが書けない。だが、かうして毎日昔の自分にワープしてみると、改めて持って生まれた自分の性格が浮き彫りになるやうな気がして来る。絵は決して上手くは無いのだが、まだ傷つくことを知らないものの書いたものであることだけは、絵を見てゐて感ずるところである。けふは大晦日。これをかいてゐる今、日本では既に新年を迎へてゐる。2014年はどんな年になるだらうか。僕は、昨年と同じ様に、同居人と Norrköping Immanuelskyrkan のNyårsbön に行って来た。除夜の鐘で迎へる新年とは味はいが違ふが、Mats Jansson のピアノで、Sjostakovitj (op.87 nr.8)、J.S.Bach (プレリュードとフーガ BWV858)、Brahmsインテルメッツォ op.117)などを聞いた。

それでは以下はちゃうど57年前の今日の僕の日記から。

十二がつ三十一にち 月ようび てんき はれ おんど4ど

おきたじかん 六じ ふん  ねたじかん 九じ三十ぷん

大みそ日なので、きょうは おとうちゃんや おかあちゃんが すすはらいを しました。おとうちゃんは 黒い ようふくを きて、天じょうを、竹ざおで、ほこりや くものすを とり、おかあちゃんは、ごみが 下に おったのを ほうきで はきました。ぼくは すすはらいが できないので、ほかのおてつだいを しました。あとから、大みそ日は いそがしんだなあと 思いました。