運転士は若くはなかった

日 旧暦 6月21日 友引 乙未 五黄土星 Botvid Seved V30 23546日目

スペインの脱線事故の原因は制限時速80キロのカーブを190キロで走行したことにあるらしいが、運転士は52歳であるというので、僕は少し驚いた。スペイン国鉄勤務歴30年、運転士歴13年のベテランという。スピード違反が原因であるならば、こういう大事故を起こした運転士に言い訳の余地はないと思う。こういう事故が現実に起きたということは、似たような事故を起こすおそれのある運転士が他に10人や20人はいるのではないかと思う。昔、日航機でも羽田沖で着陸前に逆噴射した操縦士がいたが、公共交通を預かる会社では運転士のメンタルな面でストレスがたまりすぎていないかなど、定期的な検査を強化すべきではないかと思う。それにしても、この頃のニュースを見ていると、高齢者による犯罪や事件が増えている。「若気の至り」という言葉を適用できない年齢に達しているのに、若いもんのような過ちを犯す人間が多いのはどういうことかと思う。老人はもはや一般に敬われる対象ではなくなった。9月の祭日になっている敬老の日は今では昭和の遺産のような気がしないでもない。僕もこれから老人の仲間に入るのに、敬老の日がなくなったらどうしようかなどと思う。ともあれ、今回のスペインの脱線事故がきっかけで、列車自動運転への社会的要請が高まることはあり得ると思う。