参議院選挙の結果

日 旧暦 6月14日 先勝 戊子 三碧木星 Johanna V29 23539日目

多分今年の十大ニュースに数えられるであろう参議院選挙の結果は自民党の大勝利という結果になった。麻生内閣が懸命に続投しようとあがきながら民主党代表の鳩山由起夫に政権を明け渡したのはまだほんのこないだのような気がする。あの当時は世の中がみんな民主党を支持していた。当時の世論から判断すれば、自民党にこの先未来はないような感じを僕は受けたのであるが、その破竹の勢いであった民主党は今日の参議院選挙では大敗北を喫した。こうしてみると、数年前に民主党の人気が高かったのは、民主党の政策が良かったと言うよりは、現状をなんとか打破するためにはどこでも良いからともかく新しい政権にやらせてみてはどうかという気分が世論を構成していたのではないかと思う。それに引き換え、今回の選挙では、安倍政権発足から半年の日本経済の動きが新しい時代の胎動を予感させるものがあって、票が集まったのだと思う。この流れはこの先どうなるか分からないが、確かであると思われることは、ビジョンもなく、票集めのために大衆に迎合するだけの政治家は淘汰されていくであろうということである。民主党の不幸はその政権時代に東日本大震災に見舞われたことである。阪神大震災を体験した村山内閣も長続きしなかった。今後も政治は災害とどう向き合うかが大きな課題であると思う。原発問題もむつかしい課題を抱えているのであるが、社会が豊かに繁栄していくために、結果的には単純に脱原発に走らない政策を国民は選んでいる。