衆議院選挙

日 旧暦 9月 3 日 大安 壬午 六白金星 Marika Marita V42 25093 日目

衆議院選挙の日。台風の来襲もあって大変な投票日であったかもしれない。スウェーデンでは日本時間の7時間後を行くので、こちらでブログを書く時間帯にはもう選挙結果が出てゐる。日本では夜も遅いのに多くの人が開票作業などして、報道陣も大変で、右も左もみんな過酷な一日となったのではないだらうか。働き方改革を言ふなら、ひと晩寝かせて、翌日になってからみんなで元気に開票を始めれば良いものを、と思ってしまふ。なぜ、日本人はあんなにせっかちにことを急ぐのであらうか。なぜ一晩待てないのだ。とまれ、結果は自民党が単独で過半数を上回った。長い目で見たとき、これが日本にとって良い結果なのか悪い結果なのか、ひとことでは言へない。多数決で物事を決めると、大多数がこぞって間違へることがある。先の戦争を見れば分かることだ。民主主義は単に数を集めたものに正義を与へるものでない。自民党に票を入れた人だって、全面的に賛成と思って入れたのではなく、ある部分は賛成だけど他の部分では反対、けど他に選択肢もないから、結果としてやむなく入れた、といふ人も多いのではないかと思ふ。それを与党は、「民意を得たり」と解釈してもらっては困る。昨年の大統領選で米国民がトランプ大統領を選んだことと、今回の日本の衆議院選の結果と、底流に似た傾向を僕は感じてしまふのだ。