久しぶりの自転車

火 旧暦 5月10日 友引 乙卯 一白水星 Björn Bjarne V25 23506日目

まだ腕立て伏せができるレベルまではいかないのであるが、鎖骨骨折からの回復の経過はかなり順調であり、大抵の荷物も持つことが出来るようになってきたので、今日からおそるおそる自転車に乗ってみた。ハンドルに触れるとあの忌まわしい事故の記憶が甦る。森のはずれの工事中の道は当分避けることにした。安全の為に新しいヘルメットも買った。黄色でよく目立ち、きっちりと頭にフィットしてなかなか良い。荷台の左右のバランスが良くなるように両方に荷を分けられるカバンもこの際、新調した。あの事故を起こしてからというものは、色々な人の自転車に乗っている様子を見るにつけても、ふらふらしているように見えて、なんか危なっかしい気がするようになった。自転車は便利であるが、基本的に危ない乗り物であると知るようになった。ノースリーブでヘルメットもつけないですいすい行く女の人を見ると大丈夫かなあと余計な心配をしてしまう。僕はあの日、不覚にも自転車事故を起こしてしまったが、落ち着いて振り返ってみると、それまでもきっと、間一髪で事故を起こすような危うさをいくつも体験していたのではないかと思う。それなのに、本当に事故を起こしてみるまでそのことに気がつかなかったということが、不明であったと言う他は無い。