エレクトロニクスライフ

木 旧暦 12月27日 友引 甲辰 五黄土星 Rikard Dick V6 23375日目

若い人は知らないだろうが、僕が若かった頃には「エレクトロニクスライフ」という月刊誌があった。テレビやオーディオの技術解説をはじめ、自分で電子機器の工作を趣味とする人にはなかなか役に立つようなことがたくさん書いてあった。僕はスウェーデンに引っ越してからでもこの雑誌だけは日本から取り寄せて読んでいた。いつからか誌名が「パソコンライフ」に変わり、それもやがて休刊になった。休刊になった時、僕はひどくさびしい気がした。コンピュータ関係の雑誌は世にたくさん出ていたが、この雑誌は一味違うものを持っているように思われたからである。僕が機械に弱い人間になってしまったのは、本屋からあの雑誌が消えたせいである。今も昔の雑誌が何冊か手元に残っている。パラパラと開いてみると、もう時代が違う記事も多いが、意外と今でも知っておいた方が良いような記事もある。ディジタル万能の時代といえども忘れてはならないことが書いてあるような気がする。でも、僕はもうこれからはこういう雑誌を読むことはないであろう。そうであれば処分すればよいのだが、なかなか思い切ることが出来ない。長い月日にはあの雑誌は技術の歴史の資料になるかもしれない。万一このブログを読んだ人の中に、もらってやっても良いと言う人があれば、コメントをください。焼却されるより誰かの手に渡るなら、その方がずっと良いと思うから。