家に戻って

水 旧暦 閏3月26日 仏滅 丁丑 八白土星 Ronald Ronny V20 23108日目

家を出たのは大寒を過ぎた頃で、戻ったのはもうやがて夏至。寅さんにも負けないくらいの放浪の果てに我が家に戻って来た。新緑に包まれている。緑の色はまだ浅い感じで、これから次第に色が濃くなっていく。その過程がスウェーデンではゆっくりしているように思う。そうして本当の夏は非常に短くてやがて秋の紅葉が始まる。紅葉の期間もスウェーデンの方が長い。春から秋までの葉の色の移り行く様子には趣がある。しばらくいなかった間にフランスでは大統領が代わっているし、ギリシャではユーロを離脱することになるかもしれないような気配がある。世の中は混沌としていて近いうちに何か大きな破綻がやってくるのではないかと不安になったりする。日本でもこの先どうなるか分からない。経済はまわらなくなり、電気が足りなくて生産性は落ち、計画停電に不便な暮らしを余儀なくされる。物価は高騰し、失業者は増え、犯罪も増える。その上にさらなる災害が発生したらどうなるだろう。あまり悪いことは考えないようにしたいが、世の中はそういう傾向に落ちようとしているのではないかと不安である。