スウェーデンの人口が千万人に

金 旧暦 12月23日 仏滅 丁未 八白土星 大寒 下弦 Fabian Sebastian V3 24806 日目

地方紙セーデルマンランド・ニヘーテルに、今日スウェーデンの人口が千万人を突破することが書かれてゐた。記念すべき日だ。千万人といへば東京都の人口よりも少ないが、そんな人口が日本より広い国土に住んでゐる。ちなみに僕がスウェーデンに渡った1987年には800万人程度であったから、大雑把に言って30年で200万人が増えたことになる。この増加する割合は加速度的で、次の100万人が増えるのに7年ほどしかかからないだろうといふ予測もある。福祉問題は即ち人口問題であると僕は思ってゐる。北欧特有の高福祉社会は人口の増加とともに低下するものと思ふ。それにしても、日本の人口の10分の1以下の国が立派に成り立ってゐることを思へば、少子高齢化が大変だなどと騒ぐことはないのである。それに見合った暮らしの仕方を見つければ良いだけの話だ。人口が少なくなれば経済が成り立たないと思ふのは思ひ過ごしである。地方都市の消滅などあり得ない。柔軟な価値観を持つことでいくらも対応できると思ふ。