大阪

月 旧暦 閏3月24日 友引 乙亥 六白金星 Halvard Halvar V20 23106日目

前回大阪へ来たのはいつのことであったろう。ついこの間来たばかりではないかというような感覚が一方にはあるが、今日来てみて駅の様子がすっかり変わっているのに驚いた。そうして、実際にはその間に長い月日が流れていたことに思い当たった。JR大阪駅のホームに降りるとすぐ目の前に上の方へ行くエスカレータがあった。ホームよりも高いフロアーに改札口などあっただろうかと思いながら人の流れに乗って上へ行ってみた。改札口を出ると全く新しい風景が広がって、これが大阪駅なのかと驚いた。地上を通って阪急電車の方へ行くには以前は歩道橋の階段をのぼらなければならず、その辺がいつも混み合ってごちゃごちゃしていたのだが、その歩道橋へつながるあたりが随分すっきりしていた。毎日のあれだけ多くの人の流れをさばきながらこれだけの工事を成し遂げる設計や建設の力は感嘆に値する。振り返ると大きなビルの照明もエスカレータも何事も無いように稼働しているが、大阪駅だけでもこの消費電力はどのくらいになるかなと思ってみる。この夏、電気が足りなくなる恐れがあるというニュースを時々聞くが、東京よりもむしろ大阪においてそれが著しいという予想が、僕にはちょっと意外である。ともあれ、その大阪まで来た。明日はいよいよスウェーデンに帰ることが出来る。思えば2月初めに日本へやって来て、3か月半を日本で過ごした。厚い真冬のジャケットも今は旅行カバンの中である。