地球にしてみれば

月 旧暦1月22日 仏滅 甲辰 五黄土星 Agne Ove V07 23015日目

地震とか津波とか火山活動とか、すべて災害につながる恐ろしいものではあるが、地球にしてみれば、何も人間を懲らしめようとしてそういうことを起こしているのではない。単に自然の摂理で繰り返し起こる現象である。大きな爪痕を残しながら、しかし自然はその後にまた新しい恵みを与える慈悲を忘れない。人間が自分たちの都合でせっかく高い文明を築いてもそれはいつか流されてしまう。けれどもそれは地球にとっては知ったことではない。災害を最小にとどめるもっとも効果的な方法は文明を築かないことである。けれども一方で、僕たちには自分たちの文明を栄えさせたいという強い思いがある。それらは僕らの心の奢りともつながっている。何とかこの奢りを抑えて、文明を自然に共生させる方法は無いものかと思う。