日本の国債の格付け

土 旧暦 12月26日 先勝 甲申 三碧木星 Diana V4 22633日目

アメリカの大手格付け会社が日本の国債の格付けを下げた。8年9か月ぶりの引き下げで、その結果、中国、サウジアラビアクウェートなどの国々と同じレベルにランクされるようになった。悔しいような気持ちもある反面で、当然かもしれないとも思う。一方で円高に仕向けることで日本の産業を弱体化させておきながら、他方で日本の国債の格付けを下げてくる。もしもこの先、どんどん日本の国債の格付けが下がっていったらどうなるのだろう。そのうち、円の値打も下がって円安時代が到来し、日本の産業もよみがえることが起きるのだろうか。諸外国から見れば、円高はシャクだが、日本の産業の台頭を抑えるためにはそれもやむを得ないと思っているのだ。日本は様々な課題を抱えている。少子高齢化対策も重要な課題とされているが、それは世の中で騒がれているほど脅威ではないと僕は思っている。そういう社会にふさわしい経済やくらしのあり方を模索していけば良いだけの話ではないかと思っている。今の軽薄で贅沢な価値観をいつまでも保持しようとするから未来が脅威に思われるだけだ。それよりも僕がひそかに恐れているのは、自然災害による国力の疲弊である。破壊によって新たな需要が生まれるではないかという乱暴な発想もあるのかもしれないが、僕の思う未来へのキーワードは都市の防災である。それが日本の国債をこれ以上低下させないようにするためのひとつの対策と思う。