父の命日

金 旧暦 12月25日 赤口 癸未 二黒土星 Karl, Karla Konungens namnsdag V4 22632日目

父が亡くなったのは25年前の今日であった。平均年齢からするとまだ若い死であった。どこが悪かったのか分からないが、朝起きがけに意識がなくなるような感じになってそのまま入院した。その頃僕は日本の会社に勤めていて、勤務地は東京であった。母からの知らせを受けて一時は父の病状を見舞いに実家へ帰ったけれども、病状は一進一退を繰り返すばかりであった。それで間もなく東京に戻った。父はそれからひと月ほどして逝った。不思議な病死であった。母はどんな姿ででも生きていて欲しかったと悲しい声で言った。あの年はハレー彗星が接近した年でもあった。嫌なことが起こらなければ良いがと思っていたところだった。父の亡くなったちょうどその日に、スペースシャトル、チャレンジャーが発射直後に事故を起こした。それでそのニュースは通夜の席で知った。あれからもう25年がたつ。僕がスウェーデンに渡ることになったのはその1年後のことである。母の悲しみは一層深くなった。何年かして、母が姉のところで暮らすようになってくれた時、僕はやっと安心できた。