冬の北陸

月 旧暦 12月21日 友引 己卯 七赤金星 Erika V4 22628日目

朝旅館を出る時、しょぼしょぼと雨が降っていた。氷が混ざったような冷たい雨であった。傘をさして歩くうちに雪になった。しばらく行くと先が見にくくなるほど降りが強くなった。水分をたっぷり含んだボタ雪である。これがスウェーデンであったなら、さらさらの雪で、傘無しで歩いても軽くはたけば殆ど濡れずに済むのであるが、ここでは限りなく雨に近い雪であるので、傘無しで歩くとずぶ濡れになってしまう。そのうち傘が重くなった。靴下が濡れたので仕事場では靴下を脱いで乾した。日中は再び雨になったようで、雪が積もることは無かった。むしろ幾分溶けたようである。夕方帰る時もやはり雨であった。が、傘をさして歩くうちにまた雪になった。そうしてまた傘が重くなった。行きも帰りも今日は濡れた。それで旅館に戻るとすぐにお風呂に入ることにした。北陸の冬はこんなものである。