富士山の黒い灰

土 旧暦 11月13日 大安 壬寅 四緑木星 Abraham V50 22592日目

神奈川県の広範囲に15日、黒い粉が降った。最初のうちは原因が分からずに人々は不安であったが、調査の結果、富士山の火山灰であろうと発表された。原因が分かったということではホッと安心できるが、別の不安もある。強い風が吹いて富士山の東側斜面から土が巻き上がったらしい。しかし、これまでにも強い風が吹いた日は幾日もあっただろうに、なぜ、今回だけ土が舞い上がったのだろうか。まるで神様が、爆発が起こるとどういうことになるかわかっているでしょうねと、警告を喚起されたような現象に思われて、不安を感じる。今、日本は若い人の仕事もなく、おかしな事件ばかり続出して、新興国を中心とする外国に技術や経済の面で追い越されている。明治の日本の青春群像が「坂の上の雲」で表わされたのなら、今の僕達の日本はどうかすると「雪の上の糞」とでも表現できるのではないかと思う。こんな時に富士山に爆発されたのではひとたまりもなく日本は崩壊する。どうぞ、富士山が静かで無事でありますように。からだに雪の着物着て、霞のすそを遠くひくと歌われた富士の姿は日本のシンボルです。黒い粉を巻き上げる姿は富士には似つかわしくありません。月見草も似合いません。