鮭の放流

月 旧暦 4月11日 友引 甲戌 五黄土星 Ivan Vanja V21 22385日目

おとといの土曜日は鮭の放流の日であった。鮭の放流について以前にもブログに書いたことがあるような気がして調べてみたら、去年のちょうど今頃の土曜日にその記事がある。夏の風物である。会社に日本から長期滞在で来ている人があって、広場を通ったら金魚すくいみたいな感じの催しが出ていましたよと言うので、変だなと思ったが、後から思うとそれは鮭の稚魚に違いないと思った。土曜日は陽射しも気持ちよかったので、人がたくさん出ていて、広場のあたりは自転車を降りて通行せねばならぬほど混んでいた。人はどんな思いでたくさんの稚魚を流すであろうか。「お前たちもこうして広い海に出て行くからには、いつか輝くスウェーデンの星となって帰って来いよ」という人は、、、やっぱりいないか。川に放流するといっても、この頃は川も海も随分汚れている。そう思うと、放たれる魚が何だかかわいそうにも思われる。だが、さかなは僕よりずっと偉い。だって誰にも教わらないのに、自分の帰るべき所をちゃんと知っているもの。