滑って転んで

金 旧暦 12月29日 仏滅 癸巳 三碧木星 Evelina Evy V6 22284日目

町に散歩に出たまでは良かったが、不覚にもまた転んでしまった。狭くなった雪道をふさぐように立ち止まっている人が二、三ある。脇に寄ってその横をすり抜けようとした時、ちょっと不自然な格好になった。これは良く無いと思って姿勢を整えようとしたのであるが、右足をおろしたところがつるつるで斜面をなして盛り上がった雪の上であった。いかん、すべったなと思ったらフワッと体が宙を泳いで、次の瞬間にしたたか路面にたたきつけられた。ブザマな格好で道に倒れ、はずれかかった眼鏡には雪のしぶきがかかって何も見えない。情け無や。日頃の鍛錬ができていない。油断であったなと苦笑する。こういう風に転んで病院へ運ばれる人が結構多いそうである。大怪我をせずにすんだのはまだしも幸いであった。後でももひきをはずしてみると、すねに血がにじんでいた。それから一日たった今日もまだビッコを引く。シャツを脱ぐ時に手が痛い。ヤレヤレ僕も若くはないなとあらためて思った。