金曜日を忘れるなんて

金 旧暦 5月 6日 仏滅 甲戌 五黄土星 Yvonne Jeanette V22 22024日目

頭の働きが悪くなると、もう今日は何日であるかさえ分からなくなるという。その前触れかもしれぬが、今日は家に帰って夕食を食べるまで、「まだ木曜日である」と思い込んでいた。サラリーマンをしていて、週の最終日という自覚を喪失することは、良きにつけ悪しきにつけ、ゆゆしき問題である。

今日を振り返れば、週末に違いないと思い当たることがいくつもあった。「この土日もまた仕事に出るの」と人に聞かれて、それが週の終わりの挨拶であることに気づかなかった迂闊さ。(何でこの人は木曜日から週末の話をするのであろう)。マッツが「長いことこの会社に勤めたけど今日が最終日になったよ」と挨拶に来た時(長いことこちらこそありがとう。でも何で週の途中でやめるの。別に構わないけど、金曜日まで来る方が自然じゃないのかい)と思ってしまったこと。町に出ると人々の様子が開放感に満ちていて、(まだ木曜日なのにこの開放感はまるで週末じゃないか)と思ってしまったこと。いやあ思い込みとは恐ろしいものである。夕食を食べていて自分の間違いに気がついて、明日は休むことが出来てうれしい半面、一日足りなくなったような心配な気分もある。金曜日の夜に恒例の、どっと押し寄せる疲れが来なかったのはありがたい。