EU選挙近し

木 旧暦 5月 5日 先負 癸酉 四緑木星 Ingeborg Borghild V22 22023日目

6月7日はEU選挙の日で、あと2週間を切っている。町の広場には政党ごとに仮の小屋が設けられて、時々、市民への訴えをしている。日本で見かけるように候補者が車に乗って何かを叫んでまわるようなことはむろん無い。どの政党をEUに送るかということが今のスウェーデンの大きな関心事で、それぞれの政党は自分達の政策を明快に説明しようとしている。が、僕には考えの差異など良く分からない。インターネットの新聞を眺めていたら、自分でやってみるテストが載っていた。自分がどの政党に投票しようか迷っている人はこのテストをやってみたらどうですかというわけである。25問の質問があって、それぞれの問題にあなたはどう思うか、賛成か反対かなどの回答をしていく。その回答が終わると自動的に集計されて、あなたの考えに最も近い政党は○○党で、何%まであなたの意見と一致している、というような判定結果が出てくるのである。面白いと思った。日本の政党は、このような細かい社会的な課題、現場的な質問のひとつひとつに対して具体的な政策を持っているだろうか。いつも他の勢力の揚げ足取りのようなことばかりやっていて、「国民の皆様に選んでいただく」というようなことばかり言うが、自分達がどう思い、政策をこのように掲げて、何をやりたいと思っているか、ということがあまりわからない。

僕はここでは外国人であるので、このようなレベルの選挙に対して選挙権が無いが、どのような結果になるのか、ちょっと気になるところでもある。