過剰反応の国

月 旧暦 4月 17日 友引 丙辰 五黄土星 Märta Märit V20 22007日目

新しいインフルエンザにかかってしまうと、その人は隔離されることになるのであるが、その扱い方は大丈夫であろうかと気になる。その人に必要以上に冷たい視線が周囲から投げかけられるということが、日本ではおきてしまうのではないかと僕は密かに憂慮している。誰もかかりたくて病気になる人などいないのである。何かのきっかけで感染してしまうということは誰にでも起こりうることであるから、万一、自分の身近にそういう人が現れた場合には、自分が感染しないような十分な注意を払いつつも、その人の人権を蹂躙せぬような十分な配慮もまた必要であると思う。日本にはそのような博愛の精神が薄いのではないかと気になる。病院によっては、熱があるというだけで診察を断るところもあるという過剰反応のニュースを見たりすると暗い気持ちになる。