エネルギーマッサージ

火 旧暦  12月 4日 先負 甲辰 八白土星 Abel Set V1 21875日目

「今年のクリスマスプレゼントよ」と言って数日前に同居人が僕にくれたものはマッサージのサービス券であった。そういえば僕からは何もしなかったなと思いつつ、今日はその券でマッサージをしてもらいに行って来た。といっても、ひとりでは要領が分からないので、同居人について来て貰い、最初の20分のマッサージを僕が受けて、次の20分のマッサージを同居人が受けた。本当のマッサージは裸で横になって受けるものであるらしいが、それを受けると効き過ぎるらしく、僕たちは椅子に坐って受ける方式でやってもらった。椅子といっても普通の椅子ではなく、ちょっと自転車を連想するような木製の椅子で、前かがみに坐って、頭をあごや頬の3点で受けるお面の骨組みのような装置もついている。手を置くアームもついていて、どの部分も高さや角度が調整できるようにできている。エネルギーマッサージというのをやってもらったが、マッサージ師はすごい迫力で全身運動したり、リズミカルに手を叩いて次のステップに入ったりする。スウェーデンではこういうマッサージの免許を取るためのハードルは非常に高いらしい。柔軟体操のインストラクタや体操教師なども同様で、この国ではとにかく体や健康に関することを扱う職業に就こうと思ったら、学業も含めて相当に優秀でなければならないようになっている。気功にも通じるような雰囲気も感じた。ただ僕は「肩こり」とはどういう状態を指すのか自覚症状が良く分からないので普段からマッサージに行きたいと思ったことは無い。温泉のロビーによく置いてあるマッサージチェアーもあまり使ったことが無い。それでも同居人に言わせると僕の肩はこっているらしい。「肩こり」とはどうやら他の人に触れて判断してもらうことができる種類のものらしい。マッサージの後は確かに体が軽くなったような気がした。同時に普段の暮らしで大事なのは、姿勢を正すことと、力を抜くことと、呼吸の仕方とであるなと改めて思った。これらを時々意識してみるだけでも、健康維持にプラスになるかもしれない。