寒い朝

月 旧暦  12月 3日 友引 癸卯 七赤金星 Natalia Natalie Islamskt nyår V1 21874日目 -7℃

寒い朝であった。しかし美しい朝であった。ゆっくりと昇った朝日に照らされた大気はどこまでも澄みわたり、木々を見れば樹氷のように梢の先々が白く輝いた。木々はものを言わぬ。けれども、氷をまとって美しくなれるのなら、例え寒くとも寒い方が良いと言いたげな表情をしていた、春のよろこびはこの冬を堪えるからこそもたらされるものである。寒い朝といっても北風が吹きぬくわけではない。風もなく、空気の静止した落ち着いた寒さである。町を歩くと、商店街はクリスマス明けの賑わいを見せていた。クリスマス明けはバーゲンセールをやるお店が多い。僕も少しだけ買い物をした。