ストックホルムに高層ビル?

日 旧暦  12月 2日 先勝 壬寅 六白金星 Benjamin Söndagen e. jul Värnlösa barns dag V52 21873日目

日本の神社仏閣は森に囲まれていたり、山のふもとにひっそりとたたずんでいたりするが、ヨーロッパの教会は天に向かって高くそびえている。遠くからでもあそこが教会であると誰にも分かる。人のあまり住んでいそうにない地域にも古い教会があったりする。街道の交差点わきに建てられた教会も多く、遠くから集まって来る人の道しるべにもなっている。スウェーデンの首都ストックホルムにも教会はもちろんたくさんある。中心部で目立つのは、クラーラ教会、リッダーホルム教会、ドイツ教会、大聖堂(という訳でよいのかどうか)などがある。これらの建物が市庁舎の塔と共に見え始めるとストックホルムに来たなと感じる。このうち、中央駅に最も近い教会はクラーラ教会であるが、近々この教会と駅との間に30階建ての高層ビルを建てようという計画があるらしい。そうなると天を突く教会のイメージが弱くなる。高い建物の建設は人間の可能性を示してはいるが、一方で人間の驕りを象徴してはいないだろうか。教会に隣接して建てられると景観もきっと悪くなるのではないかと思う。できればストックホルムには高いビルを建てて欲しくないものであると思った。