冬の訪れ

木 旧暦10月23日 友引 甲子 九紫火星 下弦06:31JST Pontus Marina V47 21835日目

雪が降って、道が白くなった。積もりはしなかったが気温が低く、薄い氷と汚れた雪の混ざった塊が路面に残った。ツルツルとよくすべる。自転車にもスノータイヤがあるらしいが、僕のは普通のタイヤである。自転車にまたがって、いつものように家を出たが、出るとすぐに夏の軽い靴のままであることを後悔した。が、時間も無いので、そのまま会社に行った。気温は低かったが、日が昇ると、美しい日になった。弁当を忘れて来たことに気づいて、お昼に家に取りに帰ることにした。家に戻るとドアの鍵が開いている。さては同居人は洗濯室であるなと思ってこっそり家に入った。そうして冷蔵庫からサンドイッチの半分を取り出して食べた。そのうちに同居人が戻ってきた。忘れた弁当を届けようかとチャットしてくれたらしいが、僕は気づかなかった。それから小屋に冬靴を出しに行った。すぐに見つからなくて同居人にありかを聞く。やっと見つけ出して靴を履き替えて、また会社に行った。今日は日本からのお客さんの滞在の最終日で、しかも僕自身も出張前の準備で忙しい。そこへ入れ替わり人が来ては色々と細かい仕事の話をしていく。返事を書いてないメールのことが気になったり、その他あれこれと色々な課題がバチバチと頭に去来するのであるが、それらを整理して順序だてて、一列に並べて処理していく馬力が無い。プールも休んだ。こんな日もあるさと、熱することも無い弱き心と、それよりもさらに弱き肉体をいたわって、早めに家に帰って寝た。