農水相の引責辞任

金 旧暦8月20日 先負 壬戌 八白土星 Fredrika V38 21773日目

このごろ世を騒がせている汚染米問題が、昨日は農林水産省事務次官辞任を、今日は農林水産大臣の辞任を呼んだ。不祥事で指導者層の辞任する事件の何と頻繁なことかと思う。問題が起きるたびに、その発言内容と国民へのイメージ低下を懸念して、与党は選挙への影響のみ考えてピリピリしている。野党は攻撃材料さえ転がりこめばここぞチャンスとばかりこれを撃つ。発言のはしばしに問題に対応する側の意識が見え隠れして、役所の責任は免れないと思う。しかしその一方で、こういう問題は、単に国の指導能力の低さを批判したり、指導者層の責任追及と交替劇を繰り返しただけでは解決しないのではないかとも思う。悪事を実行した人間達はどう思っているのであろうか。悪いことをしたという意識など無いのではないか。悪いものがいるとすれば、俺達を監督できなかった役所なのさとでも思っているのだろうか。平気で悪いことをやって恥じない人間の層が広がっていくのをどうやったらくいとめられるのだろうか。