ナショナル・ダーグ

金 旧暦5月3日 先勝 丁丑 五黄土星 Gustav Gösta Nationaldagen V23 21666日目

スウェーデンのナショナルダーグ、国民の日とでも訳すのであろうか。1983年に制定されているが、当時は旗日であっても国民の休日ではなかった。それが国民の休日として昇格したのは3年前である。6月6日が国民の日とされたことにはふたつのいわれがある。ひとつはグスタフ・バーサが1523年6月6日に国王になったとされていること、もうひとつは1809年6月6日に国会で憲法が定められたこと。スウェーデンは長く戦争をしていない。20世紀は戦争の世紀であったが、スウェーデンはどれにも参戦せずに、常に中立を保ってきた。そのせいか、愛国心や国旗の掲揚が直ちに忌まわしい戦争の記憶に結びつくことが無い。最もこの頃は日本でも様子が変わってきているようである。人々の意識から戦争の記憶がすっかり薄らいでいる。あの辛い時代のことを僕達は忘れてはいけないはずであるのに。