日本コンプレックス

日 旧暦10月2日 大安 己酉 六白金星 Mårten 23e. tref. fars dag V45 21460日目

僕と同居人がスウェーデンで新しい暮らしを始めた時、娘はちょうどこれから小学校にあがる、という時期であった。当初の数年間は家で日本語の勉強もやったのであるが、高等教育を受けるようになって以降は、子供は日本語からどんどん離れていった。そして次第に親から独立して行った。今ではもう言葉を交わすことさえまれなほどになった。たまたま今回の旅ではその娘としばらく同じ時間を日本で共有する機会に恵まれた。娘は日本人のものの見方や考え方にある種のコンプレックスを持っている。そのコンプレックスとどうつきあうかが、今回の日本の旅の課題である。